2009年09月30日
「初」の部首
「初」の部首は「ころもへん」ではなくて「刀」でした。
「刀(かたな)」は「りっとう」の仲間です。
なぜ、衣へんではなくて刀なのか。
そもそも「初」は衣と刀が一緒になった会意文字だそうです。
「会意文字」というのは例えば、お日様の「日」とお月様の「月」を組み合わせて
「明」という漢字に当てる類のものです。
「初」の場合は、衣を作るための裁断の意を表しているとのことです。
確かに、まず最初に生地を切ることから衣服作りは開始されます。
したがって、衣よりも切る方に重点を置いて「刀」が部首になるわけです。
原意を探り当ててようやく納得できました。
「初」の音読みは「ショ」、訓読みは「はじめる・はつ・うい・うぶ・そめる」となっています。
「はつ」の読みは「出発」の「発」から来たものと思われます。
「書初め(かきぞめ)」に遣われる「そめる」は、
真っ白な心に色を染め始めるというイメージだと考えられます。
「初陣(ういじん)」などに遣われる「うい」は「有為(うい)」から来たものではないでしょうか。
「有為」は、直接原因と間接原因の集合によって生じたり減じたりするいっさいの無常な現象という、
難しい意味を持っていますが、
その中の「生じる」という部分に焦点を当てたのではないかと考えました。
「初心(うぶ)」という読み方についても推測してみました。
おそらく、「有為」の「う」と「不器用」の「ぶ」が合体したのだと
無理やりこじつけましたが、いかがでしょうか。
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「刀(かたな)」は「りっとう」の仲間です。
なぜ、衣へんではなくて刀なのか。
そもそも「初」は衣と刀が一緒になった会意文字だそうです。
「会意文字」というのは例えば、お日様の「日」とお月様の「月」を組み合わせて
「明」という漢字に当てる類のものです。
「初」の場合は、衣を作るための裁断の意を表しているとのことです。
確かに、まず最初に生地を切ることから衣服作りは開始されます。
したがって、衣よりも切る方に重点を置いて「刀」が部首になるわけです。
原意を探り当ててようやく納得できました。
「初」の音読みは「ショ」、訓読みは「はじめる・はつ・うい・うぶ・そめる」となっています。
「はつ」の読みは「出発」の「発」から来たものと思われます。
「書初め(かきぞめ)」に遣われる「そめる」は、
真っ白な心に色を染め始めるというイメージだと考えられます。
「初陣(ういじん)」などに遣われる「うい」は「有為(うい)」から来たものではないでしょうか。
「有為」は、直接原因と間接原因の集合によって生じたり減じたりするいっさいの無常な現象という、
難しい意味を持っていますが、
その中の「生じる」という部分に焦点を当てたのではないかと考えました。
「初心(うぶ)」という読み方についても推測してみました。
おそらく、「有為」の「う」と「不器用」の「ぶ」が合体したのだと
無理やりこじつけましたが、いかがでしょうか。
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Posted by ベンジャミン at 16:09│Comments(0)
│漢字検定・部首