今から60年ほど前、私が5才の頃に「まぼろし探偵」というテレビドラマがありました。
赤いマントに黒マスク~
この主題歌が流れるとテレビの前に釘付けになったものです。
まぼろし探偵の正体は日の丸新聞社の少年記者だとみんなわかっていましたが、
他の出演者たちは全く知らないことになっているのが不思議でたまりませんでした。
変身する時に目だけを覆う大きなマスクをかけるのですが、それらを着用するときがそのまま映し出されていて、
今考えるとずいぶん原始的な変身シーンだったのです。
それでも、子供である我々は夢中になって「まぼろし探偵」ごっこで外を駆け回っていました。
まぼろし探偵の相手役が、子役時代の吉永小百合だったことを最近知りました。
幼い子供は、主人公の動作ばかりを追いかけていたのです。
映画化もされて3本あったそうですが、それらを見た記憶は全くありません。
まぼろし探偵の漫画もありましたが、これが「エイトマン」で有名な桑田次郎の作品だと知って驚きました。
月光仮面もウルトラセブンも彼が描いていたと知ってさらにビックリ。
子ども時代の大半は、桑田次郎のおかげで楽しく過ごしていたことになります。
テレビ放映の時間帯は、毎週水曜日の夕方6時15分から45分までの30分間だったそうです。
その後、7時までには母親から寝るように言われていたことを懐かしく思い出しました。