つまびらか
最近、「つまびらか」という言葉の存在を初めて知りました。
「詳らか」は詳しく細かいさまという意味で、
「審らか」はわからないものを明らかにするさまという意味になっています。
当てられている漢字を見れば、意味は大体見当がつくのですが、
そもそもなぜつまびらかという言い方になったのか、その語源が気になりました。
「爪弾く(つまびく)」が思い起こされました。
弦楽器を指先で弾くことなのですが、
「爪(つめ)」が語源ではないかと言われている「つまむ」によく似ています。
もちろん、「つまみ食い」の「つまむ」なのですが、
実は「指先にはさんで持つ」の他に
「大事なところを取り出す」という意味も含まれていました。
「要点をかいつまんで話そう」と言う場合がこれです。
つまり大元は指先のイメージを持つ「爪」から始まり、
「つまむ」、「つまびく」、これに「明らか」が合体して
「つまびらか」という言葉が誕生したのではないかと考えられるのです。
ほぼ間違いないと思います。少なくとも私としては十分に納得できました。
ちなみに、「つままれる」というのは、
きつねにばかされるときの独特の表現でした。
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