裸子植物の「裸」に注意
最近の高校入試では、社会だけではなく理科でも漢字で答えさせる問題がだいぶ増えてきました。
意味や読み方がわかっても書き取りができていなければ点数に入らないのですから以前と比べるとかなり受験生にとっては厳しい条件が課せられたことになります。
ともあれ、漢字は日常生活の基礎・根底をなす部分ですから、この傾向は喜ばしいことだと思います。
さて、昨日の模擬テストで「裸子植物」を漢字で書かせる問題が出ました。
しかし正解者は10%に届きませんでした。
せっかく裸子植物だとわかっているのに、
「裸」の「衣へん」の部分を「しめすへん」で書いた生徒がほとんどでした。
衣へんとしめすへんは、書き取りではたった一画の違いですが、意味的には大きな隔たりがあります。
衣へんは、そのなの通り衣服に関するものが多く、
「裸」の場合は、衣服を身にまとっていない裸の状態を指すので
衣へんでなければならないのです。
もう一方のしめすへんは、神様・祭りごと関係によく用いられ、神社・福祉・祝福などに見られます。
部首の意味を再確認して書き取りが正確にできるように、常日頃から漢字を使って書くように心がけましょう。
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