「蒸」の部首はなぜ「れっか」ではなく「くさかんむり」なのか

ベンジャミン

2013年11月17日 06:20

「蒸」の部首は「れっか」だと思っていました。

蒸す(むす)と読み、蒸し焼きなど熱を加えるイメージが強いからです。

しかし辞典には、植物に関係する「くさかんむり」のところに載っています。

一体なぜなのか。

漢和辞典で調べてみてやっと納得しました。

もともとこの漢字は、草が上へ上へと盛んに伸びることを意味していたそうです。

そのため、「蒸」には収穫したものを捧げる祭りという意味もありました。

決め手になったのは、「火をつけて燃やすもの」という解説。

昔は、皮をむいたあさがらを燃料に用いていたとのことです。

「れっか」が下に付いているわけもこれでわかりました。

つまり、燃えることよりもその元となる原材料を重視しているのです。

漢字の勉強で一番難しいのが部首の判別ですが、詳しく調べれば調べるほど奥が深くて、
おもしろいものです。

これで「蒸」の部首を間違えることはなくなるでしょう。


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