番の音読みはバン。では、訓読みは…
番はバンとしか読まない、訓読みはないものと思っていました。
ところがさにあらず、れっきとした訓読みがありました。
つがいです。
そうです、壁とドアをつなぐ重要な役目のちょうつがい(蝶番)のつがいには番の漢字が当てられているのです。
なるほど、蝶のような形に見えます。
蝶は納得できたのですが、なぜ、留守番の番につがいという読みを持たせたのか。
漢字辞典を調べながら考えてみました。
番は順番の番としても遣われています。
この順番というものは、対戦相手を決めるときに、
つまり組み合わせを決定する時に大切な役割を担っています。
雄と雌のペアのことを番いと言うのもこのことからきているのだと思われます。
還暦を過ぎて初めて知りました。
ちなみに、番の部首は田になっています。
上のノゴメと下の田は別々に書くのです。
このことは、まだ塾講師駆け出しの頃に小学2年生から教えてもらいました。
40年ほど前のことです。
懐かしく思い出しました。
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