液はなぜさんずいに夜と書くのか
夜の部首は夕です。
夕は、三日月の形からできた象形文字で月と同じです。
しかし用法は別なので、夕にもう一画加えて月の名残を示すような字が、
右下の部分になっています。
それ以外の上部と左側は、なべぶたとにんべんを組み合わせたような字になっています。
これは、亦「えき」という漢字の略字だそうです。
この字は人間が大の字に立った全形を描いたもので、
点はその両脇の下を示したものだと漢和辞典に書かれています。
両脇と夕でどうして夜のなのか。
両脇は体を挟んでその両側にある。そして、夜も昼を挟んでその両側にある。
へー、そういうことだったのか。今日調べてみて初めて知りました。
では、なぜ夜に水を意味するさんずいをつけると液になるのか。
推測としては、季節の変わり目の夜には、
気温が日中より下がって夜露が降りることが多い。
車のフロントガラスが、
雨が降ったわけでもないのに水滴でいっぱいという状況などが、
液という漢字の由来かと思いました。
正解は全く違っていました。
昼の両側に夜があるように、
一定の間隔で同じものが一つ、もう一つと存在するものにさんずいをつけて、
一滴、一滴と垂れる水を表しているとのことです。
そこまで深い意味があったとは…
やっと夜と液の関係が納得できました。
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