算が竹かんむりに分類されるのはなぜか
算の部首は目でも、にじゅうあし(下の部分)でもなく、
どうして竹冠なのか。
実は、示を横に二つ並べたサンという文字がその元になっていました。
示は横棒二本と縦棒三本を表していて、
合計十本の算木を描いた象形文字となっています。
これに両手を意味するにじゅうあしを組み合わせて、
竹の算木を両手で持って数えるという意味にしたのです。
竹+具(そろえる)で揃えて数えるとした解説もあります。
以前、score(スコア・得点)に20の意味があって、
これが両手両足の指の数の合計からきたものだと書きました。
これに対して、算は十本の竹だったことになります。
大昔の人々は指の代わりに竹や木を何本も並べて、
大きな数を確かめていたものと考えられます。
そうか、だから竹冠なんだ。
大いに納得しました。
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