試験管ベビー、是か非か

ベンジャミン

2013年04月11日 05:35

「試験管ベビー」を最初耳にしたときは、試験管の中で赤ちゃんを作り出すのかと思いました。

母体から採取した卵子を精子と試験管内で体外受精させた後に、受精卵を母親の子宮に戻すという医療技術だったのです。

不妊治療の画期的開発となり、子宝に恵まれない人々に希望と喜びを与えてきました。

ただ、生命の誕生という言わば神の領域に、科学的操作が用いられてもいいのかという倫理的な問題があり、
ガラス容器内での実験に批判が集中したのも事実です。

しかし子供が欲しい夫婦にとっては切実な問題で、
手段がどうであれ新しい家族を抱くことができるという喜びの方が勝ります。

試験管ベビーは成人後に子供を生めないのではないかという懸念がありましたが、
多くの女性が自然妊娠で子供を授かっています。

倫理的な問題のほかに、精神面・身体面で異常を持って生まれる可能性が高くなるという指摘もあります。

自然妊娠でもその可能性は皆無ではないので、
ほとんどの夫婦は家族が増えたこと自体に感謝の気持ちを抱くようです。

iPS細胞のように、ひとつの細胞から器官を作り出し難病治療に役立てる医療技術はもろ手を挙げて賛成なのですが、
人間の生命誕生にかかわるクローン技術などは首を傾げたくなる部分がどうしても出てきます。

ノーベル賞も取った「試験管ベビー」。

神様の立場からすると、是とは言いがたいのではないか。

もしかすると人間のあまりの傲慢さにあきれているのかもしれません。

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