iPS移植実用化に光明か
iPS細胞移植の実用化がなかなか進まない。
なぜなのか。
二例目において、
拒絶反応が少ない患者本人のiPS細胞を作ったところ、
複数の遺伝子に変異が生じていたとのことです。
本人のiPSを使った一例目の移植にかかった費用は約一億円。
二年経っても腫瘍はできず一定の安全性は保たれていますが、
コストがかかりすぎるのも大きなネックになっていたのです。
しかし、このほど拒絶反応が少ない特殊な型の人からiPS細胞を作製し、
目の細胞を他人に移植する手術が実施されました。
この方法であれば、患者本人の細胞を使うより時間や費用がかなり削減できて、
実用化にだいぶ近づくとのことです。
ただ、これが成功したかどうかは今後の経過を見極める必要があります。
拒絶反応が起こるとすれば、早くて二週間。
少なくとも一年間は警戒が必要だとのことですが、
一歩前進したことは間違いありません。
一日も早く実用化にされることを望みます。
絶望の淵に追いやられた人々が次から次へと救われる先端医療に期待します。
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