Scoreには、得点(する)や成績、(勝利を)収めるなどの意味がありますが、
数字の20を意味する場合もあります。
例えば、three score years and tenは、(人生)70年となるのです。
いったいなぜ20なのか。得点と20がどうすればつながるのか。
辞書にその答えが載っていました。
もともとはスカンジナビア語で「切り刻むこと」だそうです。
羊飼が羊を数えるのに手の指と足の指で数え、
20頭ごとに棒切れに刻みをつけたことから来ているとのことでした。
つまり、20は人間の手足の指の数がその由来だったのです。
目から鱗が落ちる思いでした。
なるほど、そうだったのか。
ただ闇雲に暗記するより、その語源を知って覚えた方が、
どれ程記憶に残りやすいかを改めて実感しました。
他にも、細長い線をいくつも刻んだことから楽譜の意味も持っています。
さらには、大昔の居酒屋が伝票代わりに板に刻み目をつけて記録したことから、
借金、つけ、(返さなくてはならない)恨みという意味まで派生しています。
Scoreにこんなにもたくさんの意味があったとは…
いやはや驚きました。