2009年08月05日

「あちこーこー」と「ひじゅるー」

出来立てほやほやで、ふーふーしなければ食べられないようなものを、
沖縄の方言で「あちこーこー」と言います。

「あち」は「熱い」の変化だとすぐわかるのですが、
なぜ「こーこー」が後につくのか考えてみました。

「こうこう」を辞書で引いてみると、
「まぶしいほどきらきら光るさま」の「煌々」がありました。

どうやらこれと関連がありそうです。

まぶしく光るといえば太陽を連想しますが、
光と熱は切っても切れない関係にあるところから
「こーこー」が添えられたのではないでしょうか。


「あちこーこー」の反意語に「ひじゅるー」があります。

「ひじゅるーむんやかまらん」 (冷たくなったものは食えない)
といったような遣い方をします。

もちろん、「冷える」が変化したものですが、
なぜ「じゅ」という音が入るのか気になりました。

湿り気が多いことを「じめじめ」といいますが、
沖縄の方言では「じゃかじゃかー」といいます。

気温が下がると、たいていは湿度が上がります。

「冷える」と「じゃかじゃかー」の合成だと思います。

光と熱、気温の下降と湿度の深い関係を再認識することができました。「あちこーこー」と「ひじゅるー」





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Posted by ベンジャミン at 15:37│Comments(0)言葉の意味・語源
 
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