2009年10月27日
相槌を打つ(あいづちをうつ)

この方法は普段何気なく使うことが多いのではないでしょうか。
特に話し相手として好ましいと思われる人に対しては、
「うーん・なるほどね・そうだったの」などといってお互いの話がだいぶ弾むことになります。
「あいづちをいれる」ではなくてどうして「うつ」なのか考えてみました。
漢字の表記を見れば納得できました。
「相槌」はもともと刀を鍛える時などに2人が向かい合って交互に打つ槌のことだったのです。
「槌」は木でできていれば「木槌(きづち)」、金属でできていれば「金鎚(かなづち)」となります。
刀作りの職人達が一生懸命働いている姿が浮かんできます。
「あうん」の呼吸で見事な刀が出来上がったことでしょう。
ところで、全く泳げないこと・人のことを「金鎚」といいます。
「河童の川流れ(達人も時には失敗することのたとえ・サルも木から落ちる・弘法も筆の誤り)」は
よく耳にするのですが、「金鎚の川流れ」というのを見つけました。
「川流れ」とは川で溺れて死ぬことなのですが、
そこから(人に頭が上がらない・一生出世の見込みがないことのたとえ)となっていました。
思いがけない新発見で1つ得した気分です。
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Posted by ベンジャミン at 16:29│Comments(0)
│言葉の意味・語源