2011年10月31日
英単語 gauntlet の意味がよーくわかる映画

彼が監督主演した映画に愛人だったサンドラロックと共演した「ガントレット」があります。
銃の玉が何万発も使われたと思われる、
まさに家や乗用車そしてバスが蜂の巣にされるすさまじい映画です。
「ガントレット」の綴りが「GAUNTLET]となっていたので、
辞書で調べてみると案の定正しい発音は「ゴーントレット」でした。
昨日久しぶりにGYAOで見るまでは、
「GAUNTLET」のことを銃撃戦か何か、
とにかく銃に関する意味を持つ単語だと思い込んでいました。
全く違っていました。
中世の甲冑(かっちゅう・いわば西洋のよろいかぶと)の手首の辺りにつける「こて(籠手)」でした。
長手袋という意味もあります。
「こて」とこの映画のどこに共通点があるのかと思いました。
実は、もう一つありました。
両面からの攻撃・集中攻撃・四面楚歌です。
警察幹部の汚職を暴くため、裁判所に女性の証人を届けるのですが、
バスで大通りを通過する際に両側から浴びる集中砲撃はまさしく「GAUNTLET」そのものです。
熟語にも映画の内容を思わせるものがたくさんあります。
take (pick) up the gauntlet (挑戦に応じる・反抗の態度を示す)
throw (fling)down the gauntlet (the glove)
「戦いを挑む(昔の決闘の習わしでは白手袋を相手の足元に投げつけたことから)」
run the gauntlet (ムチ打ちの刑を受ける・酷評される・非難される・難所を切り抜ける)
映画を見ると、なるほどと納得するものばかりです。
ちなみにgaunt(ゴーント)は、やせ衰えた・やつれた・気味の悪いという意味で、
やせた幽霊(ghost) をイメージすると覚えやすくなります。
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Posted by ベンジャミン at 08:17│Comments(0)
│映画