美空ひばりの前にも輝かしいアイドルがいた
元祖アイドルと言えば美空ひばりしか思い浮かびませんでした。
しかし、彼女より前にムーランルージュという東京の劇場で、
ライブスターとして活躍する13歳デビューの可愛らしい女の子がいたのです。
出身地の岩手県でスカウトされ間もなく上京、芸名は明日待子(あしたまつこ)。
取って付けたような名前に笑ってしまいましたが、当時はとにかく覚えやすい名前にすることが求められていたようです。
人気は瞬く間に広がり、明日待子は企業でも引っ張りだこで、まさに日本の元祖アイドルだったとのことです。
彼女は今でも健在で97歳の日本舞踊家として活躍しています。
芸能界は20代で引退、その理由は戦時中の容赦ない軍の検閲にありました。
自由を想起させる表現やカタカナ英語は台本からことごとく省かれ、
窮屈な舞台に出演しなければならない状況に追い込まれます。
次から次へと出征して行くファンたちに励ましの声を掛けながらも居たたまれなくなって、
やがては舞台を去って行ったのです。
そんな明日待子に憧れ続け戦場を生き抜いた95歳になる老人が、70年ぶりくらいに再会を果たしました。
二人の話は一日中話しても足りないくらいに盛り上がったことでしょう。
爆報フライデーの動画で紹介されています。
ぜひご覧ください。
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