「~に驚く」という言い方は、英語で「be surprised at ~ 」を使います。
例えば、「彼はその知らせに驚きました」という時には、
He was surprised at the news.となります。
be動詞と過去分詞が用いられていますから、受け身の形をしています。
よって直訳すると、wasが「ました」、surprisedが「驚かされ」となり、
全体では「彼はその知らせに驚かされました」とできます。
よくよく考えてみると、英語のほうが理屈に合っています。
ある知らせを聞いて、自分の意思でびっくりする人などいません。
厳密に言うと「驚いた」という言い方のほうがおかしいのであって、
「驚かされた」の方が正しいのです。
しかし、長い間この言い方になれてきたので実際には「驚かされている」にも拘らず、
「驚いた」と表現しているのです。
もう1つ例を挙げてみましょう。
「私は沖縄で生まれました」は、I was born in Okinawa.と英語で表現します。
bornは、bear-bore-bornの過去分詞に当たるもので、bearは「生む」という意味なので、
受け身で使われる過去分詞のbornは、直訳すると「生まされ」となります。
したがってwas born の部分は、「生まされました」となるわけです。
強いてby~を用いれば「by my parents(私の両親によって)」を付け加えることができます。
この「生まれました」の言い方も、自分の意思で生まれてきたような言い方になるので、
実際は奇妙な言い方なのですが、習慣的になって変だとは感じないのです。
ただ、霊的な世界では、人はその両親を選んで生まれてくるという考え方をします。
さて、あなたはどちらだと思われますか。
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