塾長の独り言

４年前の３月に覚せい剤所持で逮捕された元ＪＡＹＷＡＬＫの中村耕一。

彼が歌う「何も言えなくて・・・夏」はお気に入りの一つで、カラオケに行ったときは必ず歌っています。

捕まった時が５９歳、１年以上覚せい剤を常習していたということで懲役２年・執行猶予４年の判決が出されました。

５０代の再犯率は８０％近くで、中村の芸能人としての生命はもう絶たれたも同然と誰もが思ったことでしょう。

しかし彼は、内縁の妻と一人息子の献身的な愛情により見事に立ち直りました。

特に、伴侶である矢野きよ実の苦闘の生活は想像をはるかに超えるものでした。

昨日の爆報ＴＨＥフライデーで放映された、この４年間のいきさつにはびっくりしました。

家族に麻薬犯罪者が出たその日から環境はがらりと変わり、彼女は地獄のような日々を送っていたのです。

ローカルタレントとして活躍し売れっ子だったのに、仕事は激減。

中学生の息子のショックも計り知れない。

報道陣らの連日の押しかけ、自身も麻薬に関わっているのではないかという疑惑の目。

夫の中村がまた覚せい剤に手を出してしまわないかという不安がストレスになって襲い掛かり肺がんを発症。

肺の３分の２を切除する大手術を受けたため、呼吸困難になる可能性が現在もあるそうです。

彼女は夫が家に引きこもって世間と隔離したような状態にならないように、主夫活動をあえて強制します。

普通の男なら「馬鹿にするな」とキレるところですが、中村はこれを受け入れたのです。

妻と子の切ないほどの愛情を感じ取ったからでしょう。

息子の朝ご飯作り・ゴミだし・買い物・夕食作りもすべて受け持ち、料理の腕前も上がったようです。

夕食時には、必ず家族が揃って食事することを徹底して絆を深めていったのです。

３人とも居間に座って執行猶予が明ける瞬間を待っている場面には、涙が止まりませんでした。

これでやっと普通の生活に戻れる。

犯罪行為が消え去ったわけではないけれども、世間の冷たい目にさらされることは無くなったのです。

おめでとう、本当によかった。

中村の家族３人がこれからも協力し合って、
温かい心が通い合うすばらしい家庭を築けるようにと応援せずにはいられません。






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