元祖ストーカー事件と南沙織の意外な接点

ベンジャミン

2017年12月25日 09:48

アイドル歌手、女優、作詞家として活躍していた、
レ・ガールズのメンバーの一人でもあった江美早苗。

レ・ガールズと言えば西野バレー団の生え抜きをそろえたダンスユニットで、
「他人の関係」がヒットして一世を風靡した金井克子や、「いたずらっぽい目」のヒットで一躍有名になった由美かおるがいました。

江美早苗はレコードデビューした時の担当ディレクターである屋代昭彦と長年の同棲後結婚します。

実は、14歳も年上の屋代には妻がいて不倫だったのですが、その妻が自殺したことで晴れて結婚となったわけです。

しかし、二人は数年後に離婚します。

その理由は…

江美早苗は夫によって作詞家の才能を見出され、次から次へとヒット曲の作詞を手がけていきます。

大ヒットした曲の一つに南沙織の「人恋しくて」があります。

「暮れそうで暮れないたそがれ時は」で始まるこの歌は、はっきりと記憶に残っています。

「くれそうでくれないケチ臭いやつ」という替え歌で同級生が笑わせたからです。

一方、屋代はディレクターとしてなかなか成功せず、やがて妻の収入に頼るヒモ状態になってしまいます。

そんな夫に愛想をつかして江美早苗の方から離婚を切り出したのです。

自分より若い新しい恋人でもできたのか。

俺が才能を発掘してやったのに後足で砂をかけるような真似をしやがって。

自殺した妻が浮かばれないじゃないか。

自分自身のていたらくは棚にあげて、訳の分からない理由をこしらえながら、
だんだん憎悪の感情で頭がいっぱいになり、江美早苗につきまとう行為をくりかえします。

そしてついには、怒り狂って彼女に襲いかかり何度も凶器で刺すことによって殺害したとのことです。

こんな凄惨な事件が80年代に起こっていたことを全く知りませんでした。

それにしても関係している芸能人が余りにも多いことにびっくりしています。

彼女の活躍した場がとても広かった証拠になりますが、結局は元夫に刺殺されるなんて…

男女の関係は一度もつれると、悲惨な結末を迎える可能性が高いことを示しています。





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