米朝首脳会談、紆余曲折を経て遂に実現

ベンジャミン

2018年06月13日 14:40

北朝鮮がミサイルを飛ばし続けていた頃、トランプ大統領と金正恩労働党委員長はお互いを罵り合っていました。

こんな二人が本当に笑顔で会談なんてできるのか半信半疑でしたが、さすがに世界を大きく変える歴史的な話し合いとなれば、
堂々とした態度で時折微笑みも交わしながら終始和やかなムードで事は進みました。

北朝鮮が非常に嫌がっていた米韓軍事演習は中止。

その代わり、正恩氏は完全非核化約束し、その手始めとしてミサイルのエンジン実験場を破壊すると述べました。


正直言って、トランプ大統領がここまでやってくれるとは予想もできませんでした。

北朝鮮を一つの国として、そして正恩氏をその国の代表者として懇切丁寧な態度で迎え入れたのです。

歴代のアメリカ大統領領には出来なかった離れ業と言えます。

完全かつ検証可能で不可逆的な非核化にはまだまだ遠い道のりではありますが、
南北朝鮮統一、朝鮮戦争終結の足がかりができたのは確かです。

トランプ大統領は北朝鮮の訪問に意欲を示し、ホワイトハウスに正恩氏を招くことにも積極的です。

朝鮮半島の安定化は中国にとっても喜ばしいことで、この二人を温かく見守っているようです。

ただ、拉致問題が満足の行く回答を引き出せるかという疑念が残ります。

この問題を決してないがしろにはできませんが、よほど慎重にやらないと元の木阿弥になってしまう危険性もあります。

金正恩体制を保証することのできるアメリカは、やはり世界の大国です。

トランプ大統領が拉致問題にも真剣に取り組んで、拉致被害者の家族らに朗報をもたらすことを切に願います。

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