サウジアラビア政府を批判していたジャーナリストが、トルコにあるサウジアラビア総領事館内で、
サウジ皇太子から派遣された15人の暗殺集団によって殺されたようです。
カショギ氏は婚姻届の手続きをするために、イスタンブールにある総領事館を訪れたところを狙われたとのことです。
証拠となる防犯ビデオには、彼が拷問を受けて殺害され、バラバラにされる様子が映っているそうです。
最近サウジでは、女性の車の運転がやっと認められ、これから先はより良い国家作りを目指して改革に着手していくと発表したばかりでした。
ところが実際のところ、次期国王とみなされているムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、国民の通信機器を一手に管理し、
表現の自由を一切認めずに、これに逆らった者には制裁を科しているのです。
カショギ氏は批判の先頭に立ち、サウジアラビア政府を厳しく追求していたのです。
サルマン皇太子は関与を否定し、連絡係を含む容疑者18人を裁判にかけると言っていますが、正しい判断が下されるかは不透明です。
殺害現場となったトルコでは、容疑者を自国で裁くべきだと主張しています。
当然の見解ですが、サウジ政府は容疑者たちを匿いこそすれ、トルコに引き渡すことはしないでしょう。
結局カショギ氏は死に損となるのか。
いやいや、こんな残酷な犯罪行為を見過ごしては大変なことになります。
ゆくゆくは、皇太子の悪口をツイートしただけでペルシャ湾に浮かんでいたとなりかねません。
一日も早く、国際チームを立ち上げ真相解明に着手し、罪の償いをさせるべきです。