誇り高き男、沢田研二
老いてますます意気盛んとは、この人のために作られた言葉ではないでしょうか。
70歳を迎えた沢田研二は高齢になったことを物ともせず、いやむしろそれを逆手にとって 、
今年7月から来年の1月までツアー全66公演を敢行しようとしていたのです。
しかし、さいたまスーパーマリーナでの公演は直前になって急遽中止となってしまいました。
一体何があったのか。
誰もが沢田の体調不良かと心配したことでしょう。
ところがさにあらず、彼は事務所やイベンターが約束違反したことに腹を立てて会場から立ち去ったのです。
9000人と聞いていた観客数が実際は7000人、客席の一部は死角でもないのにつぶしてあったというのです。
年を取っても、沢田研二のプライドは健在でした。
こんな状態で俺に歌わせようというのか、馬鹿にするな。
7000人ともなれば、高齢の芸能人にとっては有難い数ではありますが、
彼は決してなあなあにはせず、毅然とした態度で突っぱねたのです。
あと10年は音楽活動に専念すると公言しています。
風貌は白髪のおじいちゃん、まるでカーネルサンダースみたいになっちゃいましたが気力は少しも衰えていない。
いやはや恐れ入りました。
私も彼のような老人を目指そうと思っています。
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