2017年12月12日
天城山心中事件の真相は…
爆報Theフライデーの動画で初めて天城山心中事件のことを知りました。
これを見たあとそのあまりにも悲劇的な結末に、寝床に横になってもなかなか寝付けませんでした。
中国清朝最後の皇帝溥儀のことは、ラストエンペラーの映画で覚えていましたが、まさかその弟と日本人女性との間に子供が生まれ、
そのうちの長女が青森出身の同じ大学の男子学生と心中を遂げたなんて…
世間では、身分が違いすぎるため結婚できないことに悲観して家出し、天城山でピストル自殺をしたと理解され、
新聞報道でも天国で結ばれた恋だということで、美談として取り上げられました。
しかし、遺族の方々や二人の知人・友人などの証言によると、真相は少し食い違ってきます。
慧生(えいせい・亡くなった女性)の方は最期まで心中する気はなくて、相手の男性(武道・たけみち)を思いとどまらせようとしながらも、
恋い焦がれる人の後にズルズルと引かれて行ったようなのです。
動画には紹介されていませんでしたが、武道には合気道の心得があり、正義感の強い彼は自分の心に嘘をつくぐらいなら死を選ぶと、
常日頃から周りに話していたとのことです。
二人を取り巻く人々はことごとくその交際を否定したのですが、どこかしら父の面影がある武道に慧生はグイグイと惹かれていったのでしょう。
反対されればされるほど恋の炎は燃え盛り、二人は将来の生活設計のためにお金も貯めていました。
それでも結婚反対の声は根強く、とうとう駆け落ち同然の家出をします。
これに慌てた親族たちは交際を認めることを宣言しました。
ところが時既に遅し。
数日間の必死の捜索の末に二人はピストル自殺をした哀れな姿で発見されます。
その時の詳しい状況を推測してみました。
僕はここで死ぬ。後からついてきてくれ。
絶対に死んではダメ、みんなも一生懸命さがしてくれているのよ。
僕一人だけでも死ぬ。君は幸せになってくれ。
ピストルをこめかみに当てる武道に慧生が必死になって食い下がります。
離せ、離すんだ。
だめよ、死なないで。
そのうちに銃が暴発し、その銃弾は慧生の頬をかすめて、彼女は気絶します。
ああ、なんてことだ。
傷を負った慧生の顔は変わり果てた姿になってしまいます。
慧生、すまない。ごめんよ、慧生。
ひとしきり泣いたあと、意を決した武道は慧生の頭を撃ち抜き、その死体を見て呆然とします。
しばらく経って慧生に最敬礼したあと、直立不動の姿勢になって自殺を遂げます。
という展開ではなかったかと勝手に想像しましたが、真相にかなり肉薄しているのではないかと思います。
爆報でも説明がありましたが、実は慧生達家族の公爵としての身分は新しい憲法制定のために剥奪されていたとのことでした。
つまり、違いすぎる身分の差というのは実際にはなかったのです。
世間の常識に抵抗して真実の愛を貫いた二人の悲しすぎる運命に、だれもが心を打たれて深い沈黙の淵をさまよったのではないでしょうか。
これを見たあとそのあまりにも悲劇的な結末に、寝床に横になってもなかなか寝付けませんでした。
中国清朝最後の皇帝溥儀のことは、ラストエンペラーの映画で覚えていましたが、まさかその弟と日本人女性との間に子供が生まれ、
そのうちの長女が青森出身の同じ大学の男子学生と心中を遂げたなんて…
世間では、身分が違いすぎるため結婚できないことに悲観して家出し、天城山でピストル自殺をしたと理解され、
新聞報道でも天国で結ばれた恋だということで、美談として取り上げられました。
しかし、遺族の方々や二人の知人・友人などの証言によると、真相は少し食い違ってきます。
慧生(えいせい・亡くなった女性)の方は最期まで心中する気はなくて、相手の男性(武道・たけみち)を思いとどまらせようとしながらも、
恋い焦がれる人の後にズルズルと引かれて行ったようなのです。
動画には紹介されていませんでしたが、武道には合気道の心得があり、正義感の強い彼は自分の心に嘘をつくぐらいなら死を選ぶと、
常日頃から周りに話していたとのことです。
二人を取り巻く人々はことごとくその交際を否定したのですが、どこかしら父の面影がある武道に慧生はグイグイと惹かれていったのでしょう。
反対されればされるほど恋の炎は燃え盛り、二人は将来の生活設計のためにお金も貯めていました。
それでも結婚反対の声は根強く、とうとう駆け落ち同然の家出をします。
これに慌てた親族たちは交際を認めることを宣言しました。
ところが時既に遅し。
数日間の必死の捜索の末に二人はピストル自殺をした哀れな姿で発見されます。
その時の詳しい状況を推測してみました。

僕はここで死ぬ。後からついてきてくれ。
絶対に死んではダメ、みんなも一生懸命さがしてくれているのよ。
僕一人だけでも死ぬ。君は幸せになってくれ。
ピストルをこめかみに当てる武道に慧生が必死になって食い下がります。
離せ、離すんだ。
だめよ、死なないで。
そのうちに銃が暴発し、その銃弾は慧生の頬をかすめて、彼女は気絶します。
ああ、なんてことだ。
傷を負った慧生の顔は変わり果てた姿になってしまいます。
慧生、すまない。ごめんよ、慧生。
ひとしきり泣いたあと、意を決した武道は慧生の頭を撃ち抜き、その死体を見て呆然とします。
しばらく経って慧生に最敬礼したあと、直立不動の姿勢になって自殺を遂げます。
という展開ではなかったかと勝手に想像しましたが、真相にかなり肉薄しているのではないかと思います。
爆報でも説明がありましたが、実は慧生達家族の公爵としての身分は新しい憲法制定のために剥奪されていたとのことでした。
つまり、違いすぎる身分の差というのは実際にはなかったのです。
世間の常識に抵抗して真実の愛を貫いた二人の悲しすぎる運命に、だれもが心を打たれて深い沈黙の淵をさまよったのではないでしょうか。

Posted by ベンジャミン at 11:18│Comments(0)
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