塾長の独り言

同志社女子大学の男性職員36歳を殺害したのは、なんと59歳の同僚だったということです。

事件は9月20日の夜中12時ごろに、殺された男性の自宅近くで起こりました。

包丁を持った男が胸を数回刺して殺したのです。

原因は、犯人が同大学の女性職員をストーカー行為でつけまわしたことに始まります。

あまりにもしつこいので、女性職員が殺された男性職員に相談を持ちかけます。

ストーカー行為はだんだん激しさを増します。

同じ職場に勤務する3人は、外部にこのことが漏れないようにするため、
秘密裏に車の中で話し合います。

このことが、59歳の男性に深い恨みの念を抱かせたようです。

何ですか、いい年をして。

仮にも要職に就く責任の重い立場におられるというのに。

あなたには家族もいらっしゃるはず。

彼女をつけまわすようなことは今後一切しないでください。

恥さらしになるような行為は慎んでください。

お分かりいただけましたか。

いくら丁寧な言葉遣いでも、20歳以上も年下から説教されておもしろいはずがありません。

好きな女性の前で男としての面目が丸つぶれです。

悪いのは自分なのに、忠告してくれた同僚に憎悪の念が燃え盛ります。

犯行当日も36歳の男性職員が女性と相談のために会っていたのを知って、
怒りの感情を抑えきれなくなったものと思われます。

悲劇の結末を迎えた大きな理由は、３人だけが車の中という密室で話し合いを持ったことです。

このことが外に漏れたら本人の名誉が傷つくのはもちろん、
同志社女子大の評判もガタ落ちしかねない。

警察沙汰にならないうちに、どうにか３人だけで解決するようにしなければならない。

女性から相談を受けた彼の行為は裏目に出てしまったのです。

女性が、もっとたくさんの人に悩みを打ち明けていたら、
殺された男性がさらに上の年配の上司に穏便な解決を依頼しておけば、
この事件は未然に防げたはずです。

個人よりも、会社のこと、職場のことを優先し、世間体を気にするあまり、
取り返しのつかない事態を引き起こしてしまったのです。

非常に残念なことです。

よろしければクリックをお願いします


にほんブログ村