ハリルホジッチ監督が電撃解任されてから日本サッカーはゴタゴタ続き。
後任の西野監督が指揮を執るも、W杯まであと数ヶ月しかない。
対戦相手となるチームはとても残念、可哀想だと同情する始末。
大事な国際試合は、本田、香川、岡崎、長友らベテラン勢を若手と組み合わせる布陣で対応することになったものの、
初戦の相手コロンビアには完膚無きまでに叩きのめされるだろうと予想していました。
ところが、マイアミの奇跡でブラジルを破った西野マジックは今大会でもミラクルを起こしました。
まずは、4年前のW杯で苦汁を飲まされたコロンビアの主砲ハメス・ロドリゲスが故障によるベンチスタート。
途中からピッチに出たもののかつての最盛期の動きはなかったこと。
そして、元気いっぱいの香川がカルロスのハンドを誘発する、こぼれ球に鋭く反応したシュートを放ち、
これで得たPKを見事に決めたこと。
最後に、ベテランと若手の最高の化学反応となった、本田のコーナーキックを大迫がヘディングで決めるという劇的なプレー。
これらが重なり合って、終わってみたら 大金星の獲得を成し遂げていました。
サッカーというのはつくづくチームプレーが大事なんだと考えずにはいられないゲームでした。
短い期間中に選手たち自身が何度も重ねたディスカッション。
戦略のポイントを相手の動きに対して臨機応変に切り替える作戦が、全員に染み通っていたのです。
相手は一人減って10人になった。
これで勝てなかったら一生悔いが残る。
わざわざロシアまで来てくれたサポーターの応援に報いるためにも、
何がなんでも勝つんだ。
体がちぎれても走るぞ。
日本は一丸となってコロンビアを圧倒するプレーを随所に見せてくれました。
次はセネガル、これも強豪、それでも何でも今の日本には勢いがあります。
コロンビア戦はまぐれで勝ったようなもんだという批判を吹き飛ばすチャンスです。
三日後の試合がもう待ちきれない。
久しぶりにサッカーに対する熱い思いがよみがえってきました。