2009年09月25日

スパイ・間者(かんじゃ)・間諜(かんちょう)

スパイ・間者(かんじゃ)・間諜(かんちょう)「間」という漢字はもともとは、門構えに月と書いて、
門の間から月が見えるさまを表した漢字だそうです。

漢和辞典に説明書きがありました。
そこから転じて、うかがう・へだてる。ころあい・ひまの意味が生じたとあります。

敵の回し者のことを、外国ではスパイ、日本では間者といいます。
なぜ「間者」と書くのか今日はっきりとわかりました。
敵と見方の間に身を置いて、敵の様子を伺い
その情報を味方に知らせる役割を担う者ということだったのです。
日本では昔、主に忍びの者(忍者)がこの役目を果たしたようです。

「間諜」という言葉はあまり聞きませんが、これも「間者」と同じ意味で
「諜」の漢字に敵の様子を探りうかがうという意味があります。
「諜報(ちょうほう)部員」とは、昔なら忍者のことを指すわけです。
しかし「諜諜」と書くと「喋喋」と同じくよくしゃべるという意味に変化します。

もうひとつ「間人」にも、「閑人」と同じくひま人という意味の他に、
スパイという意味がありました。
この場合は、敵と見方の間に身を置く人ということになります。

ちなみに「間者」を「かんしゃ」と読むこともあって、
このときは「ひま人」になります。
つまり、「間」(ま)をもてあましている人=「閑人」と考えるわけです。



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Posted by ベンジャミン at 16:43│Comments(0)漢字検定・部首
 
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