2009年09月27日
語弊と貨幣と隠蔽
「弊」という漢字は、もともとは下の部分が「犬」で、疲れた犬を意味したそうです。
そこから、倒れる・破れるの意味が生じたそうです。
弊衣(へいい・破れた衣服)、弊履(へいり・破れた草履)、
語弊(ごへい・誤解を招く言い方)などがあります。
「幣」は、上が読みの部分で、下が「布」を意味し、神にささげる絹を表すとのことです。
ひいては礼物、財貨と変化するわけです。
幣貢(へいこう・貢ぎ物)、幣物(へいぶつ・贈り物)、
貨幣(かへい)、紙幣(しへい)などに遣われています。
「蔽」は「おおう」の意を持っていて、蔽塞(へいそく・おおいふさぐ)、
遮蔽(しゃへい・さえぎる)、隠蔽(いんぺい・覆い隠す)となっています。
ところで、「蔽」と似た漢字に「藪」があります。
こちらは、「やぶ・くさむら・沢・沼地・大きな湿地帯」という意味です。
「やぶからぼう(突然でおもいがけないこと)」は「藪から棒」と書きます。
「藪をつついて蛇を出す」は
「やぶへび(しなくてもよいことをしてかえって災いを受けるたとえ)」のことです。
「弊・幣・蔽」は読みの部分は同じですが、
意味は組み合わせる漢字によってずいぶん変わるということを再確認できました。
辞書・辞典に心から感謝。
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そこから、倒れる・破れるの意味が生じたそうです。
弊衣(へいい・破れた衣服)、弊履(へいり・破れた草履)、
語弊(ごへい・誤解を招く言い方)などがあります。
「幣」は、上が読みの部分で、下が「布」を意味し、神にささげる絹を表すとのことです。
ひいては礼物、財貨と変化するわけです。
幣貢(へいこう・貢ぎ物)、幣物(へいぶつ・贈り物)、
貨幣(かへい)、紙幣(しへい)などに遣われています。
「蔽」は「おおう」の意を持っていて、蔽塞(へいそく・おおいふさぐ)、
遮蔽(しゃへい・さえぎる)、隠蔽(いんぺい・覆い隠す)となっています。
ところで、「蔽」と似た漢字に「藪」があります。
こちらは、「やぶ・くさむら・沢・沼地・大きな湿地帯」という意味です。
「やぶからぼう(突然でおもいがけないこと)」は「藪から棒」と書きます。
「藪をつついて蛇を出す」は
「やぶへび(しなくてもよいことをしてかえって災いを受けるたとえ)」のことです。
「弊・幣・蔽」は読みの部分は同じですが、
意味は組み合わせる漢字によってずいぶん変わるということを再確認できました。
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Posted by ベンジャミン at 08:11│Comments(0)
│漢字検定・部首