塾長の独り言

  

りっか、まじゅうん。

沖縄の方言で「さあ一緒に(行きましょう)」という意味です。

北朝鮮と韓国の首脳が、これ以上はないというくらいの満面の笑みで手をつなぎ、
国境線を歩いて越える姿に、思わず胸が熱くなってしまいました。

つい最近、ここ板門店を命がけで越えようとして、北朝鮮の兵士が十数発の銃弾を浴び、
九死に一生を得て亡命を果たすという事件が起きたばかりでしたからなおさらのことです。

思えば、羽生結弦が冬季二連覇を成し遂げた平昌オリンピックから、金正恩の態度がガラッと変わりました。

北朝鮮の選手団や応援団の会場入りの費用を、全額韓国政府が負担したことが大きく影響しています。

恩返しにと北朝鮮は韓国の芸術団を自国に招きましたが、この時から金正恩の顔には溢れんばかりの笑顔がこぼれていました。

中国の周近平とも電撃的な会談を成功させ、今回の南北首脳会談の足固めをするあたりは、
外交手腕の腕前を十分に見せつける結果になりました。

近く予定されているトランプ大統領との米朝首脳会談も、堂々とした態度で乗り切ることでしょう。

朝鮮半島の完全非核化を目指す心境に至った背景には、核ミサイル開発が一定の成果を得られたことと、
何と言ってもロシアの後ろ盾があることが考えられます。

実際ロシアはアメリカに向けてのミサイル配備を完了させています。

20世紀のど真ん中に勃発した朝鮮戦争から既に70年近くの歳月が過ぎ去りました。

アメリカ側と旧ソ連(現ロシア)側との代理戦争となった戦いで、朝鮮半島は真っ二つに分断されましたが、
やっと終戦そして南北統一の目安がたったわけです。

まずは、南北に離れ離れとなった離散家族の再会の実現です。

それからもちろん、拉致された身内を待ちわびる高齢となった方々の夢を叶えてあげること。

米朝会談の後、歴史的な和解が実を結び、経済的制裁措置を解かれた北朝鮮が世界平和に貢献する日が近づいています。

世界の終末を告げる時計も、これによって5分以上前に戻ることでしょう。

  

JanuaryからDecember までを3つのグループに分けて覚えましょう。

初めに、January(じゃにゅありー・1月)、February(フェブリュアリー・2月)、
March(マーチ・3月)、April(エイプリル・4月)まで。

JanuaryはJan+uary(ジャン+ユアリー)、FebruaryはFebr+uary(フェブル+ユアリー)と考えます。

ジャンとフェブルは有名なユアリー家出身、マーチング大会に参加して世界大会に優勝したという噂が飛び交いますが、
エイプリルフール(四月ばか)でした。

ジャンとフェブルはユアリー家出身、マーチング優勝はエイプリルフール

次にMay(メイ・5月)、June(ジューン・6月)、July(ジュライ・7月)、August(オーガスト・8月)の4つです。

ジュライは地雷(じらい)に置き換えます。

メイとジューンは暴君でみんなから嫌われている王様の暗殺を企てます。

地雷をよく通る散歩道に埋め込み、それを王が計画通りに踏み、
王は即死しました。

メイとジューンがつくった地雷で王がすっ飛んだ

最後に来るのが、September(セプテンバー・9月)、October(オクトーバー・10月)、
November(ノーベンバー・11月)、December(ディセンバー・12月)の4つです。

これらは、語尾が全てberになっているので、
バーを取り除いたセプテン・オクト・ノーベン・ディセンで覚えて行きましょう。

セプテンという古代ローマ時代から知られたお守り用の石を首からかけておくと、
能弁になりスピーチコンテストで優勝、その人はビタミンD1000ミリグラム入りのサプリメントを獲得しました。

セプテン首にかけておくと能弁になりビタミンD1000もらったよ、本当だバー、嘘だバー、本当だバー、嘘だバー

いかがでしょうか。

塾の生徒たちは大笑いしながら覚えてくれました。

是非一度お試しください。
  

日本人王者初の減量失敗という汚点を残してしまった比嘉大吾。

彼は心身共にボロボロの状態だったにもかかわらず、
周りに迷惑をかけまいとして試合当日の計量にパスしてリングに上がりました。

奇跡的に彼がロサレスを倒し、KO新記録を達成することを願っていましたが、
9回でTKOされて初黒星を喫してしまいました。

しかし不思議なことに悔しい気持ちは起こりませんでした。

仮に比嘉がここで勝ったとしても、王座剥奪の後でのもので後味は決して良くなかっただろうということ、
比嘉に対してインチキで勝ったんだという批判が必ずでること、
そしてニカラグアの母に貧乏な思いをさせないというロサレスのひたむきな戦い方に感銘を受けたことがその理由でしょうか。


17日には沖縄で県民栄誉賞授与式の予定ですが、具志堅会長は辞退する意向を示唆しています。

せっかく掴んだ栄光が、こんなにもろくも崩れ去るなど誰が予見できたでしょうか。

精神的に落ち込んだ比嘉が立ち直るのにはしばらく時間がかかるでしょう。

でも彼には稀に見る才能があります。

これをムザムザ放っておくのはもったいない。

また一から鍛え直せばいいのです。

彼は本当に真面目な好青年です。

何度も頭を下げて謝る態度は立派でした。

来年の復帰戦を今から楽しみにしているので、どうか諦めることなく再挑戦して欲しい。

その時の比嘉の勇姿がまばゆいくらいに輝くことを信じています。





  

馬鹿、アホ、いったい何やってんだよ。

トレーナーや具志堅会長だけでなく、一番比嘉大吾本人が心の中で叫び続けていることでしょう。

今日の世界戦を今か今かと待ち望んでいたボクシングファンも、裏切られてしまったような気持ちになります。

王座剥奪は勿論、一年間の試合出場停止、罰金が課されることもほぼ確実です。

ただ、本日午前8時の再計量の基準はクリア、ロサレスとの試合は実施されることになったのがせめてもの救いです。

16回連続KOという新記録が、勝った場合には認められることにもホッとしました。

しかし、日本人初の体重超過というボクシング界の歴史的汚点は残ることになり、非常に残念でたまりません。

900gは1キロにも満たない少量ではありますが、失敗は失敗、程度の問題ではなく基準を1gでも超えれば減量は失敗なのです。

どうして、このような事態が発生したのか。

本人の体調管理が不行き届きだったことがまず取り上げられますが、原因は他にもあります。

防衛戦で勝利したあと、たった2カ月しかないという超短期間、
この間に10キロ以上も落とさなければならないという過酷な状況に置かれていたのです。

それなのに、バラエティー番組の出演やスター選手としての取材対応に追われる日々で、
体を絞り込む時間が余計に足りなくなってしまった。


さらには、成長を続ける比嘉大吾の体は、もはやフライ級を飛び越えたものにするべきだったのです。

涙しながら計量を行った比嘉大吾に同情の念を禁じ得ません。

脱水症状を起こしている比嘉は決して万全の体調ではありませんが、今日の試合には是非勝って欲しい。

新記録を達成したら十分に休養して、じっくりと体を鍛えて再度チャンピオンに返り咲いてくれ。

まだ22歳、無限の可能性を秘めています。







  

こんな話は全く前代未聞です。

警察官が警察官を銃殺するなんて…

動機は怒鳴られたからという単純なもの。

たったそれだけの理由で背後から背中と頭にめがけて引き金を引き、ほぼ即死させています。

未成年の若者が拳銃を持つと、とんでもない行動に出るということなのか。

本当のところは、もっと複雑な事情があって止むに止まれぬ殺害行為だったのかと推測することも可能なのですが…

とにかく信じられない話です。

日本で起きてしまったことにもショックを隠し切れません。

規律を厳しく守るように教え込まれた警察官が、それに違反して死刑になるかもしれない行為をやってのけた。

彼の精神は異常であったとも考えられますが、50万円という逃走資金を準備していたこと、
殺害後すぐにパトカーで逃走したことを鑑みると、責任能力は十分に認められそうです。

19歳の巡査の家族はどれほど心を痛めていることでしょうか。

41歳の巡査部長の家族は、犯人に対して堪えきれない憎しみの感情を抱いていることでしょう。

礼節を重んじる国家として世界から評価を得ている日本が、グラグラと揺れています。