塾長の独り言

  

琴奨菊の両親が揃って泣いている姿を見て、たまらず涙が溢れました。

栃東以来、日本人力士が10年ぶりに優勝。

大きな期待が寄せられていた遠藤でもない、逸の城でもない。

優勝を勝ち取ったのは、カド番を何度も経験した、
一時はダメ大関との烙印を押され、忘れかけられた力士でした。

これが初優勝となる遅咲きの31歳。


ぶっ倒れるほどのトレーニングを継続して、体幹を鍛えたという精神力は尊敬に値します。

日刊スポーツの記事に紹介されている記事は興味深いものでした。

鷹は40歳で、爪が弱まり、くちばしが曲がり、羽が重たくなって飛べなくなる。

そのまま死を待つか、それとも苦しい自分探しの旅に出るかの選択をする。

後者を選んだ鷹は、岩でくちばしを叩き割り、爪を剥ぎ取り、古い羽を1本ずつむしり取る。

半年後、新しいくちばし、爪、羽が生えた鷹は新しい姿となって高く羽ばたく。

このことを生まれて初めて知りました。

この動画を紹介された琴奨菊は一念発起して、見事に新しい鷹へと変身を成し遂げたのです。

もちろん、結婚したばかりの祐未夫人を始めとする、
周りの人々の力強い協力と励ましも大きな支えとなりました。

次は,16年ぶりとなる日本人横綱の誕生です。

彼ならやってくれそうです。

大いに期待したいと思います。



  

スポーツ日刊では、このところ毎日のようにSMAPの解散騒動記事が第一面に載っています。

有名芸能人が事務所から解散して独立したがるのは当然の話なのですが、
ジャニーズ事務所のように巨大化したものになると、
騒動は政治家までもが口を出す社会化現象を引き起こします。

芸能界に与える影響も深刻な域を超えるとなると、
SMAPの活動拠点となっていた事務所も大打撃を被ります。

SMAPを育てたという女性マネージャーは雲隠れ。

独立を表明した木村以外の4人は宙に浮いた状態に陥りました。

この、双方にとっても危機的な状況を打開するため、
木村が事務所に4人の復帰を申し出て一件落着。

謝罪の場面では、騒動の沈着に貢献した木村拓哉が、
真ん中で堂々としていたのに比べ,
他の4人は少しうなだれているように感じました。

それにしても、SMAPの女性マネージャーはどうして身を潜めたのでしょうか。

木村以外の4人は、彼女と共に新しい事務所を立ち上げて、
心機一転、自分たちの思い通りになる活躍の場を夢見ていたはずです。

しかし、核とも言うべき木村拓哉が親元である事務所に残ることを決意。

ジャニーズを離れた女性マネージャーは、能力の発揮場所を失ってしまいました。

芸能界で干されてしまっては、独立が落ち着くまで地獄のような日々が続きます。

木村のとった行動は大正解でした。

ただ、いったんは独立の意思表示をしてもとのサヤに収まった4人にとっては、
恥をさらしてしまったという後悔の念が心に重くのしかかっているはずです。

これまで通りの明るい元気はつらつとしたSMAPに、
果たして戻れるのか。

今回の解散劇は非常に衝撃的だっただけに、
結局は近いうちに5人はバラバラになるのではないかという気がしてなりません。









  

1級英単語にflaunt (誇示する・見せびらかす)が出てきました。

一度覚えてもすぐに忘れてしまう単語です。

どうすれば記憶の中に閉じ込めることができるのか。


悩みに悩んで、取って置きの方法を思いつきました。

まず、2つに分けます。

fl とaunt になります。

fl はbeautiful の一部、aunt はアント・おばさんと見なします。

そして、この英文を何度も唱えるのです。

My beautiful aunt flaunted herself.
(マイ ビューティフル アント フローンティド ハーセルフ)
私の美しいおばは、自分自身を誇示した。

3回繰り返すだけで、しっかりと頭の中に入ります。

是非、お試しください。

ちなみに、この単語は flout (フラウト・馬鹿にする)とよく似ているために、
あざける・軽蔑するという意味もあります。

  

昨日の沖縄タイムスに、沖縄本島南部の児童の自殺の記事が載っていました。


多分、小学6年生くらいだろうか、
県内でもこのようないじめによる自殺が増えて行くのだろうか。

顔をしかめないではいられない悲惨な事件が起こっていたのです。

今朝、NHKのラジオで続報が流れていました。

自殺したのは豊見城市内の小学校に通う4年生だったと聞いてびっくりしました。

豊見城市は比較的最近、村から市になったところで、都市化の波が急激に押し寄せているとは言え、
まだまだ広大な砂糖キビ畑などが多い、田舎のような風景もあちらこちらにある場所です。

夜になると、街灯もあまりない分、
晴れた時の星の輝きが非常にきれいな場所がたくさんあるところです。

そんな自然が豊富にある場所で、しかも首を釣って自殺した児童が、
物心つくかつかないかの幼い4年生だと知り、物凄いショックを受けています。

報道によると、服を脱がされたり、体を叩かれたり、絵の具を盗まれたりが続いていたようで、
本人は転校したいと訴えるくらいに、かなり深刻に悩んでいたようです。

いじめは陰湿に行われる場合が多いので、表面化しにくいものです。

しかし、半分田舎のような場所で子供達は大らかに育っていると思っていたので、
少なからず驚きました。

学校側としても定期的にアンケートを取ったり、
いじめの有無の確認作業を出来るだけ毎日欠かさずに実施して、
防止策を怠ってはいなかったようですが、痛ましい事件は起こってしまいました。

担任教師と子供の親がもっと親密に情報交換をしていたらと思います。

でも、親は仕事で忙しく、学校の先生も教材研究や雑務で頭がいっぱいいっぱい。

いじめ監視専門の特別公務員を学校に配置すべきではないでしょうか。

地域の人々の協力も欠かせません。

遊び友達に泣かされている子に遭遇したら、一言声をかける。

どこか隠れた場所でいじめが横行していないか、
大人の責任として常に目を光らせておく必要があります。










  

水兵りーべー僕の船、水素・ヘリウム・リチウム・ベリリウム・ホウ素・炭素・窒素・酸素・フッ素・酸素

懐かしい元素記号の覚え方です。

私が高校生の頃は確か103番までしかありませんでした。
それが今では118番くらいまで作製が可能だと言うから驚きです。

ただし、93番以上の元素は人工的に超高速加速器を使って作製するものだそうです。

しかも、ほんの短い時間で崩壊するために作製自体が困難を極め、
一度できても、それが認定されるまでには長い年月がかかるということです。

正月早々飛び込んできたニュースでは、
113番目の元素作製に3度も成功した日本に認定がおりて、その命名権が与えられたことが伝えられました。


なんと素晴らしいことでしょうか。

アジアで初の快挙、欧米独占の分野に日本が割り込むことに成功したのです。

科学の時間に日本の生徒たちが113番目の元素に注目し、日本人としての誇りと自覚を持つことができます。

日本の物理学や科学の分野が世界的に優れていることは、ノーベル賞などで実証済みですが、
世界中の教科書に載っている世界共通の元素名に日本由来の名が記されるのです。

有力なのがジャポニウム。

いや、もっと日本独特の名前、例えばフジなどどうでしょうか。

早く新しい元素表が見たくてとてもウズウズしています。