2010年06月05日

ギリシャに続きハンガリーも

ギリシャに続きハンガリーもEU(ヨーロッパ連合)の加盟国は27カ国にもなっています。

アメリカやロシアに対抗するための手段として、
ヨーロッパの地域を統合しようとする取り組みから生まれたものです。

最近ギリシャの財政危機が表面化して、
IMF(国際通貨基金)はすでに200億の支援を実施しました。

しかし、ギリシャの緊縮財政が成功するのかという懸念がまだ残っていて、
支援体制が完了したわけではありません。

ギリシャと同様に、経済力の弱さを指摘されているのが、
PIIGSと呼ばれるポルトガル・アイルランド・イタリア・スペイン(Gはギリシャ)なのですが、
今度はこれらの国々に東ヨーロッパのハンガリーが加わってしまいました。

原因は、財政赤字を覆い隠そうとする粉飾決算だと判明したそうです。

早速IMFとの協議がなされるとのことですが、
支援の中心となるアメリカの経済事情が思わしくありません。

住宅関連が好調との発表がなされたあとに、雇用情勢の悪化が今日明らかとなり、
暗雲を投げかけています。

今後仮に、連鎖反応的にEU加盟国の財政危機が起これば、
さすがのアメリカも支援から手を引いてしまうことが考えられます。

リーマンブラザーズという銀行の倒産だけでも、物凄い不況に陥りました。

これが国家規模となった場合、
しかも5、6カ国ともなればその悪影響は計り知れないものになります。

韓国で開かれるG20では、ギリシャ支援体制の強化が話しあわれるとのことですが、
ギリシャだけにとどまる可能性が少なくなってきました。

世界恐慌の前触れのような感覚を抱いているのですが、おおげさ過ぎるでしょうか。


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Posted by ベンジャミン at 20:31│Comments(0)時事問題
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ハンガリーに財政危機の懸念【時々時事爺】at 2010年06月05日 23:21
 
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