2018年03月16日

「すみません」には3つの意味があった

高校入試模擬テストの英語の長文問題に興味深い話が出題されていました。

魔法の言葉というものがあって、それを使うと相手とのコミュニケーションがスムーズになり、
お互い気持ちよく話が出来るとありました。

代表的な例として「ありがとう」、「お願いします」、「すみません」があります。

確かに、これらの言葉には相手への尊敬の念が伝わるだけでなく、丁寧な言葉遣いを促す効果もあります。

使うか使わないかによって大きな差が出てくることは間違いありません。

一番興味を惹かれたのが日本語の「すみません」に込められた意味です。

相手への謝罪の気持ちを示す他に、「失礼いたします」の意味もあります。

道を尋ねる時の「すみません」がこれに当たります。

そしてもう一つ、感謝の意を伝える「すまません」がありました。

机から落ちた消しゴムを拾ってもらった時に発する「すみません」です。

今までは自分なりにこう考えていました。

相手が持っている自由時間を割いてもらうのだから、罪の意識とまではいかないが、
申し訳ないという気持ちから「すみません」を用いるのではないかと。

いずれにしても、外国人にとっては時と場合に関係なくI'm sorry.(アイムソーリー)を連発されると、
奇妙な感じを抱くことには納得できました。

ところで、英語のI'm sorry.にも色々な意味があることを確認してみました。

「すまなく思う」の他に「気の毒に思う」、「残念に思う」、「おっと失礼」などがあります。

I'm sorry to be late.(遅れて申し訳ない)

I'm sorry to hear that.(それはお気の毒に・それを聞いて気の毒に思います)

I'm sorry, but you are wrong.(残念ながらあなたは間違っています。こう言っては悪いけれど…)

High pleasureーsorry, High pressure. (高い喜びーおっと失礼、高い気圧・高気圧の間違いでした)

所変われば品変わるとは、よく言ったものです。鉛筆
「すみません」には3つの意味があった

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Posted by ベンジャミン at 13:01│Comments(0)言葉の意味・語源
 
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