2018年05月07日
シャベルとスコップの違い
国語辞典を引くと、シャベル(ショベル)もスコップも土や砂をすくうさじ型の道具となっています。
たしかにそうなのですが、シャベルは本格的に穴を掘る時に使う大きい方で、
スコップは庭の手入れや鉢植えなどに使う時の小さい方だと思い込んでいました。
しかし、これは西日本地域での区別で、東日本では大きい方がスコップで小さい方がシャベルだとなっているようです。
どうしてこのように食い違ってしまったのか。
どうやら、外来語として伝わってきた時期に関係があるらしいとのことです。
鎖国時代にはオランダと中国の二カ国だけに限り貿易をしていたため、オランダ語のスコップの方が先に入ってきたと思われます。
長崎出島の人々は、これを比較的小さな道具として考え、他の西日本地域へも広がっていったのではないでしょうか。
それから200年以上経った明治時代に入ってから英語のシャベルが伝わり、
東京を中心とする東日本の人々は、シャベルの方を手軽に使える道具として広めていったと考えられます。
一方、西日本ではショベルカーが大型の重機であることから、大きい方をシャベルだと言うようになったようです。
現在では、土や砂をすくう道具であればスコップとシャベルの両方で表す人もいるそうです。
長年スコップは小型の道具として考えてきたので、大型の道具をシャベルではなくスコップと言うことにはどうしても抵抗があります。
ともあれ、言葉というものが時代と共に変遷して行く理由の一端を示しているようで、本当に興味深い話です。
たしかにそうなのですが、シャベルは本格的に穴を掘る時に使う大きい方で、
スコップは庭の手入れや鉢植えなどに使う時の小さい方だと思い込んでいました。
しかし、これは西日本地域での区別で、東日本では大きい方がスコップで小さい方がシャベルだとなっているようです。
どうしてこのように食い違ってしまったのか。
どうやら、外来語として伝わってきた時期に関係があるらしいとのことです。
鎖国時代にはオランダと中国の二カ国だけに限り貿易をしていたため、オランダ語のスコップの方が先に入ってきたと思われます。
長崎出島の人々は、これを比較的小さな道具として考え、他の西日本地域へも広がっていったのではないでしょうか。
それから200年以上経った明治時代に入ってから英語のシャベルが伝わり、
東京を中心とする東日本の人々は、シャベルの方を手軽に使える道具として広めていったと考えられます。
一方、西日本ではショベルカーが大型の重機であることから、大きい方をシャベルだと言うようになったようです。
現在では、土や砂をすくう道具であればスコップとシャベルの両方で表す人もいるそうです。
長年スコップは小型の道具として考えてきたので、大型の道具をシャベルではなくスコップと言うことにはどうしても抵抗があります。
ともあれ、言葉というものが時代と共に変遷して行く理由の一端を示しているようで、本当に興味深い話です。
Posted by ベンジャミン at 11:44│Comments(0)
│言葉の意味・語源